2千円札…受け入れられなかった理由
今や懐かしのお札となってしまった2千円。今から11年前の2000年(平成12年)に故・小渕恵三内閣のもとで発行されたお札です。
発行されてからもう11年も経っていたとは…歳を重ねたものです。
今の若い世代だと、もしかすると実物を見たことないという方もいるかもしれません。
というのも、実は2千円札はもう製造も発行も流通もされず、日本銀行の倉庫に在庫としてひっそりと眠っているからなんです。
私自身、2千円札を最後に見たのは何年前だったか…と言うような感じです。
そんな2千円札はなぜ流通しなかったのか?
見た目は独特の柄でしたが、ぱっと見5千円札と間違いそうな柄ですね。
表面には沖縄の守礼門、裏面には源氏物語の第38帖「鈴虫」の絵図と、その作者である紫式部が描かれています。
絵柄的には5千円札とは全く違うのに色合いが何か似ているからぱっと見、間違えそうになります(笑)
まぁそんな理由で流通しなくなったわけではないのですが。
流通しなかった主な理由はやはり使いにくい、1万円札・5千円札・千円札の方が使いやすいから、2千円札を使う意味がないということでしょうね。
アメリカでは20ドル紙幣が普通に流通していますが、日本人には中途半端な数字だったようです。
また、日本では昔から偶数より奇数を好む傾向にあるため、流通しなかったとも言われています。
偶数は2で割れるから縁起が良くないそうです。だから、ご祝儀も偶数の金額は2で割れる=別れるという意味で良くないそうです。最近はそんな風潮でもないみたいですが。
他にも、日本は海外と違って治安が良いため安心して現金を持ち歩けます。
海外はスリなんて日常茶飯事。だから1万円や5千円を大量に財布に入れておくなんてことはなく、少ない金額は現金で、それ以上はクレジットカードやデビットカードで支払うそうです。
日本ではクレジットカードやデビットカードを日常的に使っている人はまだほとんどいません。普通に1万円や5千円、それ以上の現金を持ち歩いても支払っても安全・安心ですからね。
こういった文化の違い、治安の違いから2千円札は流通しなかったのでしょう。
別に2千円札が無くなっても、1万円札・5千円札・千円札があるから全然困らないのですが、日本銀行に眠っている大量の紙幣は一体どうするのか?
まさに税金の無駄使いだったようです。